FAQ [使用事例]
カラーマスターバッチ製造で、
PEピンク色の色替に時間がかかります。
- Q : カラーマスターバッチ製造で、PEピンク色の色替に時間がかかります。
- 2020-03-29
機械
直径36mmの二軸押出機対象樹脂
PEピンク色 → PEナチュラル色推奨パージ方法
設定温度はそのままに、スクリュー回転速度を落とし、NX-VN2を投入。この場合は、5kg, 15分でパージが完了。あるマスターバッチメーカー様より、カラーマスターバッチ製造において、色替え、押出機のクリーニングについてのご相談を受けました。
クリーニングするターゲット材料は、PEピンク色。PE製造時の押出機設定温度は190〜210℃です。色替えに時間がかかるとのことで、クリーニングに適したパージ剤 セルパージ NX-VN2をご提案しました。
準備として、NX-VN2でパージを開始する前にホッパーなどをクリーニングし、シリンダー内には前材料(PEピンク)が残っていないことを確認。押出機のスクリーンメッシュは、ダイヘッドから取り外します。
スクリュー回転速度を20rpmに設定(この押出機の最大回転速度は30rpm)し、5kgのNX-VN2を投入。
パージ時間15分で、押し出された樹脂にピンク色は無くなっていました。次に、NX-VN2を洗い流すために、5kgのPE材料を投入。
次第にPEに切り替わり、最終的にはピンク色はもちろん、残留物や異物は見当たりませんでした。PEだけを使用した従来の洗浄方法、および他社材とセルパージNX-VN2を使用と比較すると、材料の使用量と清掃時間においてはるかに効率的でした(表参照)。セルパージの優れた洗浄性と自己排出性による効果が発揮された例となりました。
パージ素材 使用量 パージ時間 PE 20-30kg 1時間 他社パージ剤 7-10kg 20-30分 NX-VN2 5kg 15分